ジャンルは幅広い

HRテックのサービス

HRテックに含まれるサービスにはさまざまなジャンルがあります。人材関連のサービスは限定的でジャンルも少ないと思われがちですが、実はいくつもの分野に細分化されています。HRテックサービスを運営している企業は大企業からベンチャー企業まで幅広く、多くのサービスが生まれています。リリースされたHRテックサービスは改良に改良を重ね、日々進化し続けています。

求人や採用

求人や採用関連のサービスは、人材不足に悩む企業にとって大きな助けとなっています。求人や採用にHRテックを導入することで、思うように人材を集められなかった従来の方法からの脱却に成功する企業が増えています。転職で主流となっている転職サイトのレコメンド機能や、地域や業界、職種に特化した転職サイト、Wantedlyでもおなじみのリファラル採用やソーシャルリクルーティング、ビズリーチのようなダイレクトリクルーティングなど、新しい採用手法はすべてHRテックのサービスです。FacebookやTwitterなどのSNSをビジネスマッチングに活用する流れは今もありますが、ビジネスに特化したサービスも利用者数を伸ばしています。
採用関連では、採用に関する広報活動や採用マーケテイング、適性検査などにHRテックが活用されています。サービスを活用する企業は、大企業から中小企業、ベンチャー企業と多岐にわたっており、法人が利用料を支払うビジネスモデルとして浸透しています。

労務管理や社内エンゲージメント

勤怠管理や名簿管理、給与計算、給与支払いなど、従業員の労務管理全般をカバーするサービスもHRテックの一部で、FreeeやMFクラウド、Smart HRなどのBtoBサービスがこれらに該当します。離職率の上昇に伴う人材不足を解消するため、社内エンゲージメント領域をカバーするサービスも登場しています。福利厚生サービスや社内コミュニケーションツールなどが社内エンゲージメントに該当する分野です。社内エンゲージメントサービスは法人だけでなく個人向けのサービスも提供されています。

人事や人材

企業規模に応じた人事評価サービスや、従来の企業研修の枠組みを超えた人材育成サービスもHRテックの一部です。派遣のミカタが提供するe-ラーニングやエンジニア育成のためのコードキャンプ、管理職育成のためのグロービスなど、さまざまなサービスがあります。クラウドソーシングをはじめとするマッチングサービスや、AIを活用したアウトソージングサービスなども拡大しています。