損をしないエージェントの活用方法

複数登録しよう

フリーランスエンジニアとしてHRテック開発に携わりたい場合、ぜひとも活用してほしいのがフリーランスエージェントです。というのも、このサービスを活用することで本業に専念しつつ、自分では入手が困難な優良案件を獲得できるから。ただ、登録するフリーランスエージェントが1社だけだと、どうしても得られる情報には限界があり、案件の選択肢も狭まってしまいます。そのため、フリーランスエージェントは複数登録するのがおすすめです。もちろん、1社だけでも十分ですが、複数登録することで選択肢の幅が広がります。より自分の希望に近い案件と出会える確率が高まり、収入や条件面で妥協することが少なくなるでしょう。また、複数登録した方が良い理由として、似たような案件の相場を比較検討できることが挙げられます。もしも1社のみの登録の場合は、類似案件の報酬や条件を比較できないため、条件交渉も叶いません。その点、複数登録しておけば案件の相場を把握でき、契約時に損をすることはないでしょう。そして、案件ごとに契約を結ぶスタイルのフリーランスエンジニアは、複数箇所からの案件候補が増えることで、収入が途絶えるリスクを軽減できます。

どこを見て選択すべきか

登録するフリーランスエージェントは、どこでも良いというわけではありません。特に、複数登録する場合はあまり詳細を確認せずに登録してしまいそうですが、確実に好条件の案件を獲得するために、最低限のポイントを見極めて登録する方が得策です。たとえば、取り扱っている案件数は、公開・非公開案件ともに多い方が断然良いでしょう。当然ながら、選択肢が増えることで、理想的な条件の案件を探しやすくなります。また、気をつけたいのが、フリーランスエージェントごとに得意とする分野が異なること。つまり、自分が持つスキルを活かせる分野の案件を取り扱っていなかったり、もしくはそれほど力を入れておらずお目当ての案件数が少なかったりした場合は、いくら全体的に保有する案件数が多くても登録する意味がありません。そのため、自分のスキルを発揮できる案件を豊富に保有するフリーランスエージェントを選ぶことが重要です。そして、担当者の質や自分との相性も考慮するといいでしょう。フリーランスエージェントに所属する担当者は、親身になってサポートしてくれる方がほとんどですが、中にはスキルのみで判断し案件を紹介する方もいます。できれば、今後のキャリア構築を真剣に考えた結果、将来的にも糧になる案件を紹介してくれる担当者が望ましいでしょう。そうした担当者とは、信頼関係も自然と築けるものです。相性が良いと思ったら、連絡がつきやすい時間帯を事前に伝えておき、経歴や希望する報酬などを包み隠さずに話しておくなど、普段から信頼関係を築くように心がけましょう。